2015年12月31日

12月31日、目指すだけでは足りない。


 2015年も色々あった。


 祖母の炊く旨煮の匂いに腹の音を鳴らしながら、この一年を振り返る。正月は風邪でダウンし、休み明け直後に付き合っていた彼女の浮気が発覚。未来屋マサル2015年の記念すべき一曲目は「明日は来ない」からスタートした。

 昨年はオリジナル曲を多く発表できる年だったので、今年はライブ中心の活動にしていきたい、という漠然とした希望はあったものの、具体的な目標を立てることも達成することもないまま年の瀬まで来てしまった。強いて言えば「オリジナル曲を100曲にする」「5枚目のアルバムを作る」という目標はあったが、これは活動を続けていれば必ず達成すると言っても過言ではない、つまりやっていることの延長でしかなかった。同じことを繰り返していけば数が増えていくのは当たり前だ。

 そういう意味で(手前の記憶にはなるが)芸術の森でのレコーディングは非常に良い刺激だった。自分がどこで何をしていきたいのか、という点を改めて考えさせられる機会だったし、そのために必要な環境が整っている素晴らしい空間だった。1月にもお邪魔する予定があるので楽しみにしている。

 そう感じるのも、おそらく10月に地元に引っ越してきたことが大きいだろう。昨年9月に実家のレストランが閉店し、今年3月に親が離婚。姉もそれぞれ別の街で暮らすようになり、父は6月末に精神病院へ入院。退院の条件が家族の付き添いということで、7月中旬に私は仕事を辞めた。父の療養に合わせて9月末で部屋を引き払い、10月から実家で暮らすことになった。なかなか、大きな流れに動かされたような感じがする。

 月形で過ごす日常はかなり窮屈で、やはり家族とは言えど他人と生活を共にする息苦しさのようなものを覚える。「風になりたい」などは、その絶望を吹き飛ばすような衝動が上手く昇華したような印象だ。仕事を辞める7月以前の曲は、人間関係の裏切りを経て、怠惰と失落・無常と必衰を歌っていた。しかし100曲目は「ラブ・ソング」、やはり愛と希望を欠いては人の道ではないのだと、そういうことを歌うようになった。そう思えば、この一年で変わったことはたくさんある。特に36UGと、そこで出逢った多くの人たちとの繋がりが誇りだ。

 今年のスタートもそうだし、今の自分の状況も、「どう転んでも地獄」だ。ただ、前より上手に転べるようになった。それから、何となく光が射すようになった。やっぱり人との交信の中で、希望を見いだせるようになったからだろう。そして、それは自分の藻掻きから得られたものというよりかは、(拾う神有りではないけれど)相手からの好意と行為によってそれが確立した。これは、財産だ。奇跡だ偶然だ運命だという言葉はあまり好きではないけれど、強いて言うなら縁だろうと思う。

 「因縁」とは、よく「これは何かの因縁だ」とケチつけるような使い方をするが、私のとらえ方は違う。因は原因。過去の言動のどれかが、今の出逢いに結びついている。ただ、どういった因を撒けば、どういった縁に繋がるのかというのは、理解っていない。いや、理解ってはいけない。この部分はブラック・ボックスでなければいけない。何をしたから何が起きるという打算高い人生になるし、それは本来の意味で幸せではない。ただ、振り返ればきっとあそこで振りまいた因が、今の縁に繋がって居るんだ。と、そう言い張れるだけでいい。そして、何が起きるかわからないからこそ、それを楽しみにしながら色んな形の種をまいていくのが、徳を積むということであり、幸福を求めるということなんだろう。

 36紅白でも口にしたが、この一年は実行に移せない年だった。「構想はありながら、行動にならない」そんなことが多かった。色んな人の手を借りながら、少しずつ実行に移す、挑む、そういうことに手を出してみたが、自分が恐れているよりも上手くいくことが多かった。少なくとも楽しかった。それが2015年でいちばんの収穫だったし、来年はもっと多くのことを、考えるだけでなく手足を動かしてつかみ取っていきたいと思う。

 何度も繰り返していることであるが、23歳が終わるまでに今と違う景色が見えなければ、この道は諦める。それが音楽を始めた時の自分への誓いだ。次の6月で22歳になる。まだまだ遠い、ただ兆してはいる。目指すだけでは足りない、実際にその足を踏み出す時がとうに来てると、気付くのが遅すぎたか。しかし、まだまだ時間はある。焦らないが、急ぐ。ふさわしいスピードで、まずは2016年を迎え入れたいと思う。



 そういうわけで、来年も活動していきます。たくさんの良い報告を皆様に出来ますよう、また自分の伝えたい音楽で皆様の心を動かせますよう、頑張ります。2016年も応援のほど、よろしくお願いします。それでは、よいお年をお迎えください。 未来屋マサル


posted by 未来屋マサル at 18:12| Comment(0) | ○日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。